ハンドメイドビスクドールを経年劣化から保護する衣装プロジェクト????手塩にかけて日々可愛さ更新

モデルの体長38～43cm位のビスクドールに対応するヘッドドレスとドレスが、現在販売可能になりました！

今回の出品価格はヘッドドレスとドレスの2点の価格で、ヘッドドレスは3,999円、ドレスは6,000円で、合計9,999円です。

モデルのアンティークビスクドールはウィッグまで入れて体長42cmです。
今後、シュミーズ、ドロワーズ、長靴下を追加する度に、出品価格を変更してゆく予定ですが、人形、ウイッグ、靴は販売しません。

近年、フリマで旧家の相続による所有者交代の為、価値あるアンティークドール達が、その筋に詳しくない親族の方々によって、安値で手放されるケースを見かけます。

その中から、「これは！」というコに巡り会い、最近、お迎えしたのが、こちらのドールです。ヘッドの後ろに刻まれた刻印と、全てのボディー・パーツに刻まれた刻印が完全に一致しており、全く差し替えの無い、オールオリジナルボディーの大変価値あるアンティークビスクドールである事がわかり、驚きました。
硝子ケースの中に入れて、外から眺めているだけでも、それだけで所有欲を満足させてくれる美術館レベルの作品ですが、アンティークドールは、接続部が摩耗の為、劣化したり、修復されているケースが多く、このコも例外ではなく、許容範囲内で、手足の関節接合部に、接着剤で修復された跡が見られました。

しかし、修復されているという事は、ただの飾り物として、人形ケースの中に閉じ込められていた人形ではなく、それだけ、元の所有者様によって動かされ、愛でられたという事の証でしょう。

お迎えした後、丁寧に洗浄を施し、消毒し、天日干しし、再度、修復が必要な箇所が無いかを入念にチェックし、ゴムを引き直すと、予測した通り、素晴らしい姿を取り戻しました。

手続りのウイッグを取り付けると、私だけのお人形として生まれ変わり、次は衣装という事になりました。

しかし、オールビスクである以上、保護していく上で、どうすれば関節接続部の劣化を避ける事が出来るのでしょう？
ビスクドールで最も注意が必要なのは関節接続部で、関節接続部に緩衝材を挟むような衣装を制作出来るなら、将来的にも摩耗による劣化を最小限にくい止める事が出来る筈です。

そこで試行錯誤しながら考案したのが、ビスクの関節部分に、ゴムを通した布を挟み込むタイプの衣装です。